宮崎神宮大祭(神武さま)と西都古墳まつりと平家まつり

▶ in 宮崎観光01 posted 2008/10/31 金 / 08:00

今秋末(11月1日.2日)には宮崎の秋の風物詩となった宮崎神宮の宮崎神宮大祭(神武さま)ご神幸行列、翌週の11月8日(前夜祭).9日.10日には椎葉村の「平家まつり」が開催されます。

直前PRにパンフレット表紙を掲示しておきます。
是非 おでかけください。

宮崎神宮大祭・神武さま(宮崎市)

現在の宮崎神宮大祭 秋祭りの歴史について
(株)おうふう社発行の「祭礼行事 宮崎県」 編者 高橋秀雄・山口保明 には
「現在の秋祭りは明治13年(1780年)氏子より神幸渡御の儀が願い出られて以来、少しずつ形が整えられ、明治40年(1909年)有職故実研究の佐伯有義(掌典)の指導を受け、新しい鳳輩も到着して今日の神幸祭の形態が整えられた。これには、石清水八幡宮の男山祭が参考にされたという。」 と記載されています。

平成20年神武さま パンフレット表紙

平成20年度神武さま御神幸・御神賑行列に伴う交通規制・スケジュール・神武さま広場のプログラム等の紹介された まるわかりガイドより一部を掲載紹介
 →まるわかりガイドより一部ページを紹介

神武さま広場は例年「高千穂通り」でしたが、今回の神武さま広場は「橘通り」です。
いろいろな催しが予定されているようですが、神楽は大島神社神楽 船引神楽 高鍋神楽 狭野神楽 日之影町の大人(おおひと)神楽を予定しているようです。
神楽の会場は3カ所しかも後半は時間も若干オーバーラップしておりますので、くまなくすべての神楽を見るのはまず不可能のようです。
自称「カグラー?」の私としてはどの神楽も見たいですが、今回は行けませんので楽しみは本番(現地)にとっておくことにします。

御神幸・御神賑行列には 宮崎まつり百景として今年は椎葉平家まつり(椎葉村) 泰平踊り(日南市飫肥)等も参加するようです。

御神幸・御神賑行列予想通過時刻 (先頭・後尾)

11月1日
宮崎神宮(13:00・13:40)→江平五差路(13:35・14:10)→デパート前交差点(13:50・14:35)→中村交差点(15:00・15:20)→大淀御旅所(15:10・15:30)

11月2日
大淀御旅所(13:00・13:30)→中村交差点(13:10・13:45)→デパート前交差点(14:10・15:10)→江平五差路(14:40・15:30)→宮崎神宮(15:25・16:00)

御神幸・御神賑行列は道中どこで見る事が出来ますが、獅子舞、その他の演舞、おきよ丸が一周したり等々他のパフォーマンス含めデパート前交差点が一番の見所見学ポイントです。
中央分離帯のあるところでは御神幸・御神賑行列は自動車と同じ左側の車線を進行しますので左側の車線側の歩道が近くて見やすいと思います。

平成19年 神武さま シャンシャン馬
 
昨年の御神幸・御神賑行列の写真
 →昨年の神武さまの写真

過去に書いた関連ブログ記事
宮崎神宮大祭(神武大祭)2007 


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平成20年度「みやざき観光文化検定」2級

▶ in 宮崎観光01 posted 2008/09/06 土 / 06:39

2回目となる平成20年度の「みやざき観光文化検定」の実施要領が先日公式サイトに発表されました。

皆様も挑戦してみてはいかがでしょう。
主な内容をピックアップ引用します。

みやざき観光文化検定とは、「宮崎県民一人ひとりが宮崎県全体に関する幅広い知識をもち、訪れる観光客を暖かくもてなす心を持った人
材を育成するため、知識の習得とスキルの向上、観光振興への意識とホスピタリティの向上を図ることを目的に実施」するもので、今年2月に第一回目の検定(三級)が行われましたが、今回は二回目となり三級に加え二級の検定も行われます。

平成20年度みやざき観光文化検定 実施要項

級種 3級・2級
実施日:平成20年12月14日(日)
開始時間 3級12:30〜(90分) 2級15:00〜(90分)
会場 宮崎公立大学(会場の都合により変更になることもある)
一回目は宮崎駅東側に位置する宮崎学園が主会場でしたが、今回は宮崎公立大学となるようです。(地図は公式サイト参照)
また、2級/3級で試験開始時間が違いますので要注意。
合格発表:平成21年 1月16日(金)

級種/制限時間/出題数/程度/合格基準
3級 90分 50問 基本的な知識レベル 70点以上で合格
2級 90分 50問 やや高度な知識レベル 80点以上で合格

申込方法(個人でのお申し込み)

申込期間:平成20年9月29日(月)〜平成20年10月31日(金)
受検料:3級 3,150円(税込)・2級 3,500円(税込)
実施要項(検定申込書)にある振込取扱票(兼検定申込書)に必要事項をご記入の上、郵便局にて受験料を支払う。
※実施要項は、テキストに添付されている他、申込期間が近づいたら県内各地で配布する予定との事。
配布場所については、後日案内があるようですので時々公式Webをチェックしてください。

[10.5宮日新聞掲載の新聞広告によると実施要綱はテキストに添付してあるほか、県内主要書店、商工会議所、商工会、観光協会、県立図書館で入手出来るようです。
個人的には、希望者には無償で送る等のキャンペーンをしても良いのでは?ともと思いますが・・。

 高原町皇子原公園の彼岸花

過去に書いた「みやざき観光文化検定」関連のページ一覧

 ■宮崎観光文化検定 (2007/09/25)
 ■みやざき観光文化検定三級(2008/02/16)
 ■「みやざき観光文化検定3級」合格 2008/03/15
 ■宮崎観光文化検定、問題概要と解答
みやざき観光文化検定
主催 宮崎商工会議所
後援 宮崎県、宮崎県教育委員会、宮崎市、宮崎県市長会、宮崎県町村会、宮崎県商工会議所連合会、宮崎県商工会連合会、宮崎経済同友会、(財)みやざき観光コンベンション協会、宮崎市観光協会、各市町村観光協会、宮崎県ホテル旅館生活衛生同業組合、宮崎青年会議所


12月14日と言うと・米良神楽(銀鏡神楽)の日ですねぇ・・

この日は宮崎市では「青島太平洋マラソン」も開催されます。
そういえば前回2月の試験日は「東京マラソン」の日でした。
単なる偶然でしょうけど、東国原知事はマラソンに出るでしょう・・・やっぱり受験したくないのか(笑)

ところでみやざき観光文化検定テキスト初版で細かい誤りを発見
25P/29P右上のタイトルですが、「第二章 神話」が「第一章 宮崎のすがた」になっているようです。

のべおか観光ナビゲーター

延岡観光協会では6月末にタクシー乗務員、宿泊施設従業員を対象に独自に“のべおか観光ナビゲーター認定試験問題”を行ったようです。
下記に試験問題と回答をリンクしておきます。
予習としてチャレンジしてみてはいかがでしょう?

のべおか観光ナビゲーター 認定試験問題 と 回答です。 


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高千穂峡等高千穂にライブカメラ

▶ in 宮崎観光01 posted 2008/09/03 水 / 20:16


国見ヶ丘と・四季見原のネットワークカメラが、パナのBB-SC382に変更になったようで、解像度が若干増えているような気がします。
4:3(800x600)?

Windows10+IE11の方で、高千穂のページから見られない場合(当方も見られませんでした。)は、以下のカメラに直接アクセスすれば見られるかも知れません。

国見ヶ丘
http://118.21.109.43:50000/live/index.html?Language=1&ViewMode=pull

四季見原
http://118.21.109.45:50000/live/index.html?Language=1&ViewMode=pull

IE11でライブカメラが見られない場合の設定変更

【2016年1月追記】
インターネットエクスプローラー(IE)10もサポート終了ってことで、先日IE11へ移行しました。
高千穂の国見ヶ丘・四季見原・高千穂峡に設置されたネットワークカメラ(ライブカメラ)はIE11をインスツールしたままのデフォルトでは、見られなくなるようです。
当方は、以下の設定変更で見られるようになりました。
(当方環境:Windows7 64bit版 IE11)

IE10から、IE11へ移行して高千穂のネットワークカメラ(ライブカメラ)が見られなくなった場合には、インターネットエクスプローラー画面上部にある、ツール(T)→ 互換表示設定(B)で、以下のカメラのIPアアドレスを入れれば見られるようになると思います。

高千穂町、3ヶ所のネットワークカメラのIPアドレス
118.21.109.43
118.21.109.45
118.21.109.46

カメラ映像を閲覧する際のアドレスは下記。
■国見ヶ丘
 (削除)
■四季見原
 (削除)
■高千穂峡
http://118.21.109.46:50000/CgiStart?page=Single&Language=1 

以上 追記終わり。


高千穂ネットワークカメラ(ライブカメラ)が設置されたようです。

高千穂町Webサイトの→高千穂ライブカメラのページよりどうぞ。

高千穂の各Webカメラのアドレス

国見ヶ丘
http://118.21.109.43:50000/CgiStart?page=Single&Language=1

高千穂峡
http://118.21.109.46:50000/CgiStart?page=Single&Language=1

三段橋 (2012年12月廃止)、四季見原に設置されました。  

四季見原
http://118.21.109.45:50000/CgiStart?page=Single&Language=1

別に記事を書きましたので下記も参照願います。
 → 高千穂四季見原にネットワークカメラ(ライブカメラ)

高千穂のネットワークカメラ(ライブカメラ)は国見ヶ丘 高千穂峡 三段橋 四季見原の3箇所のロケーションであらかじめプリセットされたいくつかのアングルで現在の映像(動画)を見る事が出来ます。

以下の静止画像はこの記事での紹介の目的でそのライブカメラの動画をキャプチャ後、縮小の上、掲示したものです。

【高千穂・国見ヶ丘】

国見ヶ丘 阿蘇山遠望 四季見原 高千穂市街地2パターン 祖母山 大平山

ライブカメラ映像 キャプチャ 高千穂
 国見ヶ丘の駐車場から上って行く通路のところでしょうね。

【高千穂・高千穂峡】

真名井の滝 川面 柱状節理2パターン ボート2パターン 仙人の屏風2パターン
ライブカメラ映像 キャプチャ 高千穂
 おなじみお約束 真名井の滝の滝見ポイントですね。
 肖像権・プライバシー権を配慮し、ズーム固定のようです。
→参考リンク一般論としての肖像権(社団法人 日本音楽事業者協会)

【高千穂・三段橋】

神橋 高千穂大橋 神都高千穂大橋 三段橋 

高千穂ライブカメラ映像 キャプチャ 高千穂峡
 高千穂峡から見た画像?(もう少し上の民家に設置?)

3つのカメラの内、国見ヶ丘と三段橋については、特に被写体に動きもありませんので動画よりはむしろ、えびの高原のライブカメラのようにもう少し解像度を上げた静止画を記録する方式の方が良いかなぁ〜?とも思いましたが、高千穂峡の真名井の滝の落ちる様や、ボートの動きを見ると、これぞライブカメラ(動画)の本領発揮という感じです。(その後、画像サイズを大きくしたようで、滝の水の落ちる動きがコマ送りになってしまいました。)

[追記11月27日]この記事を書いた時点でカメラの解像度は320x240(工場出荷値)で、動画の動きはスムーズだったのですが、いつしかサイズを640x480に変更したようで動画はブロードバンド(光)で見てもカウカク、コマ送りになってしまっているようです。
真名井の滝という動きのあるものをメインとしている高千穂峡は昔の動き優先のサイズが良かったような気もしますね。/追記おわり

おそらく、使用しているのは松下(Panasonic)ネットワークカメラBB−HCM581あたりではないかな?・・・と想像しますが、私のブラウズ環境 Windows® XP HomeEdition/ブラウザInternet Explorer7でアクセスするとActiveXコントロール(JpegInst.cab)のインストールを要求する注意が出て、そのままでは見ることが出来ませんでした。
指示通り、ActiveXコントロール(pmjpegcam Class/Panasonic Communications Co,Ltd)のインストールを行えば見る事が出来るようになりますが、出来ればセキュリティー面より、PCデフォルトのプラグイン/ブラウザ環境下でも見らるシステムが良いと思うのですが、このあたりはネットワークカメラ自体に依存する部分なので難しいのでしょうね。
私のPCはアップデートは行っておりますが数年前のWindows® XP+IE7ですし、最近のWindows VistaTM+IE7ではもしかすると普通に見る事が出来るのかも知れません。

これからのシーズン、国見ヶ丘では雲海のチェックとか出来るかも知れません。
雲海の時期・時間帯は視界が悪く難しいかなぁ・・?
高千穂峡の水位や、真名井の滝の水量、ボートの混雑状況等もある程度わかるのでこれは重宝しそうです。
三段橋のカメラは・新緑や、紅葉のチェックに使えるかも知れませんね。

最近はカメラも進化してパソコンなしカメラ単体で簡単にネットワークに接続、Web公開できるようになっている様です。
便利な世の中になったものだぁ・・←オヤジコメント(^^)

#PCで見るライブカメラ映像だけでもう満足・・行かなくていいやぁ、なーーんて方が出ない事を祈ります(^^;)


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青島の日向神話館

▶ in 宮崎観光01 posted 2008/09/01 月 / 23:01

海幸彦・山幸彦の伝承地 青島の日向神話館

宮崎市の青島青島神社参道左手にある「日向神話館」を今日はご紹介します。

青島にある青島神社は ヒコホホデミノミコト(山幸彦)、后の豊玉姫命、塩椎神(塩椎老翁)を祀る神社。
ヒコホホデミノミコト(別にホオリノミコトとも呼ばれる)は山幸彦として親しまれている。「海幸彦 山幸彦」の神話はここ青島海岸が舞台となっている。
日向神話館ではその海幸山幸を中心に ニニギノミコトの天孫降臨から神武天皇までの日向神話を人形で再現しております。

日向神話館にて 03

人形はろう人形、全部で30体、日向神話の12の有名な場面を再現。
結構リアルで、見入ってしまいます。

 日向神話館 01
[第五景 木の上で待つヤマサチヒコ、トヨタマヒメと会う]

このシーンを見ると青木繁の作品「わだつみのいろこの宮」を思い出します。

日向神話の12の場面の概要です。

第一景 ニニギノミコト、アマテラスオオミカミに命じられ、天降る
第二景 コノハナサクヤヒメ、火中の産屋で出産
第三景 ウミサチヒコとヤマサチヒコ
第四景 ヤマサチヒコ、シオツチノオオカミに送られ海神の宮を目指す
第五景 木の上で待つヤマサチヒコ、トヨタマヒメと会う
第六景 海の神様、ヤマサチヒコを厚くもてなす
第七景 ヤマサチヒコとトヨタマヒメ
第八景 海の神様、タイの魚から釣針を取り出す
第九景 ヤマサチヒコ、海神の宮を後にする
第十景 ヤマサチヒコ、ウミサチヒコを魔法のタマを使い、苦しめる
第十一景 トヨタマヒメ、産屋でウガヤフキアエズノミコトを出産
第十二景 大和を平定し初代天皇(神武天皇)に即位

 日向神話館 02
[第九景 ヤマサチヒコ、海神の宮を後にする]


 日向神話館の入館料(平成20年8月現在)
 大 人 600円  中・高校 400円
 小学生 300円 (団体割引20名以上)
 開館時間
 8:00〜17:00(夏季は18:00まで)年中無休

下記サイトに日向神話館の詳しい説明や、期間限定割引券(100円引)をプリントできるページがあります。
 青島神社サイト

館内はゆっくりまわって10〜15分程度の所要時間です。


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霧島山新燃岳噴火

▶ in 宮崎観光01 posted 2008/08/27 水 / 14:10

新燃岳(しんもえだけ)中規模の噴火・警戒レベル3に

その後、2011年1月26日、新燃岳は噴火活動が活発化し、噴火警戒レベルが3に引き上げられました。
新燃岳の象徴的存在でもあった、あの美しい火口湖は溶岩に埋め尽くされてしまいました。(2011年2月5日追記)

新燃岳、2010年ふたたび噴火・・レベル2へ引き上げ

その後2010年3月新燃岳は再び噴火し、レベル2へ引き上げ、立ち入り規制が行われています。

霧島連山・新燃岳の噴火の兆候は認められなくなり2008年10月29日警報解除(レベル「1」へ引き下げ)が発表されました。


 → 福岡管区気象台・鹿児島地方気象台発表を参照
レベル引き下げを受け、都城、小林、えびの市、高原町の周辺四市町は同日、新燃岳に通じる登山口の規制看板を「入山禁止」より「登山注意」に架け替えたようです。
鹿児島県側となる霧島市も、登山禁止の看板を撤去、火口に近づかないよう注意を呼び掛ける看板を設置したようです。
これで韓国岳から高千穂峰までの縦走が可能となりましたが、新燃岳の火口口や鹿児島県側の西側斜面では今も噴気が確認されており、今後も火山灰噴出や、ガス発生に対する警戒が必要との事で、引き続き、火口縁西側及び火口内へは立入禁止との事です。

下記写真において火口内及び火口淵左側から突起した部分(兎の耳とも呼ばれているようです。)含め奥側中心より少し右あたりまでが立ち入り禁止区域と思われます。この区域は足場も悪いのでおそらく今回の噴火以前より立ち入りを禁止区域だったような?気もします。(写真はクリックすると拡大します。)

 新燃岳パノラマ写真

 霧島市のページ 宮崎県のページ(霧島山(新燃岳)火山の状況)

 高原町側から撮影

新燃岳 追加写真 01

新燃岳 追加写真 02

新燃岳 追加写真 03

 新湯温泉入り口付近から撮影。

新燃岳 噴火鎮静? 01

新燃岳 噴火鎮静? 02


 ---------- 2008.10.29/追記 終わり---------
   以下は過去に書いた原文そのままです。

去る三月四日戌時、
大隅国曽於郡曽之峯に当りて、
火炎大いに熾んにして、響雷の如く動む。
亥時に及びて火光稗止み、ただ黒烟を見る。
後砂を降下五六里に雨らす。
砂石委積すること二尺ばかり、其色果し。


上記は「続日本紀」に書かれた788年(延暦7年)霧島山高千穂峰(寄生火山となっている御鉢噴火)の記述です。
御鉢から約20Km離れたところで、60cmもの火山灰が積もった様子が示されています。

霧島火山の活動は、約30万年前〜15万年前、烏帽子岳、栗野岳、獅子戸岳、矢岳等の火山を形成、その後約10万年前から再び活動が始まり白鳥山、大浪池、夷守岳、韓国岳、新燃岳、高千穂峰、御池、御鉢等の火山体が形成。
霧島山は記録に残る742年からだけでも60回もの噴火を繰り返して来ている活火山です。→ 霧島火山噴火の記録

その霧島山・新燃岳(しんもえだけ・1421m)が8月22日に約17年ぶりに噴火しました。(前回の新燃岳の噴火は1991年12月)
8月22日16時34分に振幅の大きな火山性微動が発生、当日は悪天候で噴煙は直接目視確認はできなかったようですが、新燃岳の北東およそ10kmの宮崎県小林市付近では降灰混じりの雨が降り、硫黄の匂いもしたそうです。

24日宮崎地方気象台が国交省九州地方整備局、宮崎県と協力して行った空からの観測では西側斜面(新湯温泉側かも知れません)と火口内斜面の南側で複数の新しい火孔(かこう)が出来噴煙が上がっているのを確認、噴火に伴う噴石は火口縁から200〜300m付近まで飛散、鹿児島地方気象台と福岡管区気象台の調査では火口内の西側に二つの火孔、南側に噴気群、火口外側の西側斜面では長さ約300〜400mの割れ目も確認されている。

新燃岳では、これからも火口から1kmの範囲に影響を及ぼす噴火が発生する可能性があり、弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒が必要。
噴火警戒レベルは2(火口周辺規制)、現在新燃岳火口付近1kmは立ち入り禁止となっております。
また、安全を考え付近の市町は新燃岳への各登山ルート入り口に「登山禁止」等の看板を設置、注意を促しているようです。

 新燃岳登山道の登山禁止看板
湯之野登山口の登山禁止看板


 新燃岳

 新燃岳は長い休眠から大噴火を起こし、新しく活火山をつくったことより、「 新燃岳 」の名が付けられたという。 新燃鉢とも言われてそうだ。
現在の新燃岳はご覧のように鉢の底はエメラルドグリーン色の火口湖がそれはそれは美しく、霧島山登山の見所のひとつでもあります。
隣の獅子戸岳との鞍部に咲くキリシマミツバツツジも見事です。
 霧島登山道概略MAP

えびの高原韓国岳獅子戸岳新燃岳中岳〜高千穂河原〜高千穂峰と続く人気の霧島連山の縦走コース中間に位置しており(地図中、黄色いルート)現在、新燃岳の部分が立ち入り禁止となっておりますので当然縦走は出来ず、これから秋の行楽シーズンを向かえるにあたり霧島観光への影響が懸念されております。

*上記地図は道路にあった案内板を撮影(数年前)、色加工等の上、今回加筆等を行い、ブログ記事の説明補足として掲示使用したものです。登山等の参考・目的としてはご使用にならないようお願いします。

火山活動で起こる火山性微動は23日未明以降、発生していないそうです。
気象台いわく今もなお「予断許さない状況」との事ですが、何事も無く、このまま終息することを祈ります。


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